子育てで一番大切な…

 

【思春期とは】

思春期の子供は、幼い頃とは全く異なります。

親がなにかを強く言っても

泣いて謝る、反省するという行動はしないのです。

 

親から本当に納得できる言い方・やり方をしてもらえないと

素直に受け入れ、行動を変えようとせず、反発をします。

 

 

幼い頃なら、親の言うことに疑問をもたずに従っていた子供が

思春期になると疑問を感じるようになります。

 

そのため

「親が見ていなければ何をしてもかまわない」と

考えたりするようになります。

 

親は、「怒らないと子供は行動しない」と考えてしまうので

親子関係が悪い方に進んでしまいがちになります。

 

子育ての最終目標は、子供の自立ですが

そこから大きく離れた状態になってしまう可能性があるのです。

 

 

【なぜ思春期になると子供は反抗するの?】

なぜ、子供は反抗をするのでしょうか?

 

思春期における反抗は、

子供の体と心が急激に変化することにより生じます。

 

身体的には、親よりも成長していきますが、

心はまだまだ半人前の状態です。

言うなれば、知識も経験も少ない大人のような状態です。

 

なので

体と心のバランスが悪い状態にあるため

自分自身でも、自分の感情がうまく取り扱えないのです。

 

今までは親や先生の言う事は

全て正しいと疑わなかったのに

 

「その言い方、本当にそれでいいの?」などと

 

客観的に大人を見るようになってきます。

「お母さんに怒られるのが怖いから」

という理由で、親に反発しなかった子供が

「その言い方や方法で本当にいいの?」と

親へ「イエローカード」を突きつけてきます。

 

 

そのため、親と子供同士がお互いに

「子供が悪い、親がうざい」という

バトルに突入することになってしまいます。

 

 

【一人の人として尊重する】

思春期の子どもとどう向き合えばいいでしょうか。

 

子どもが体も心も不安定なこの時期は、

子どもから売られたケンカは買わないようにします。

 

よほどの事ではない限り、子どもの言うことは

あえて否定をせずに、言わせておきましょう。

 

そして、これだけは言っておきたい事については

「私メッセージ」を使って伝えます。

伝え方として「お母さんは〇〇と思うけどね」

とお母さんが思っている気持ちをそのまま伝えます。

 

また「お願いだから、そろそろお風呂に入ってほしいな」

とお願い口調でやりとりするのもおすすめです。

 

親が子どもに気をつかう、子どもの言いなりになる

ということではありません

 

一人の人格がある大人として子どもと接していく

ことです。

【知っておきたい。ココロ貯金とは】

私たちは、生まれつき心の中に貯金箱をもっています。

 

「あなたの味方だよ、大好きだよ」と愛情が伝わる言葉を言われたときに

貯金がたまるしくみになっています。

 

貯金残高が多いと心に余裕がうまれ

自然と、友達や兄弟にもやさしく接したり

勉強や習い事など新しいこともがんばるようになります。

 

貯金残高が多いと、自己肯定感、やる気、自信も増えます。

 

ですが、親が子どもに対して

子どもの存在・人格を否定するような行動や言動をすると

ココロ貯金箱の残高が減ってしまいます。

 

具体例として、虐待です。

虐待は、子どもに精神的・肉体的な不安や恐怖を与えます。

そのため、自分への自信は生まれず、やる気や意欲を

もてない子どもに育ってしまいます。

 

また、虐待まではいきませんが

子どもは親にガミガミ・クドクド・ネチネチ言われると

ココロ貯金が減ってしまいます。

 

・ガミガミとは

いい加減にしなさい!早くしなさい!と感情にまかせて怒ることです。

 

・クドクドとは

子どもの悪いところを直そうとするあまり、必要以上に長話をしてしまうことです。

子どもは、長話を聞くのが苦手で、最後まで聞けません。

 

・ネチネチとは

「そんなことをしたら嫌われるよ、いつもダメね」などと、

子どもの人格否定をするような事を言ってしまうことです。

 

これらの行為は、子どもの自己肯定感を低下させてるため

いくら親が「もっとしっかりしなさい、もっと自信をもちなさい」

といっても自信がある状態にはなれないのです。

 

子どもによかれと思って言ったとしても

子どもは自分のことを否定的に見られている、

認められていないと感じてしまいます。

 

あなたのお子さんのココロ貯金箱の残高は、いくらでしょうか?

 

思春期の子どもなので、親への反抗があって当たり前とは思います。

ですが、目に余るほどの反抗行為がくり返されているならば

 

貯金残高が赤字状態である可能性があります。

 

「子どもが言うことを聞かない」

「友達関係の悩みが多くて困っています」

など、お母さんの子育ての悩みは尽きないでしょう。

 

ですが、悩んで解決策を考え、

 

一つひとつの問題を解決していくよりも

ココロ貯金を貯めることに力を注いだほうが、

効果的にやる気のある子どもに変わっていきます

結果的に子どもの能力全体を底上げすることにつながります。

 

【反抗期をこじらせない3つの鉄則】

反抗期真っ只中の子供と接するときに、必ず守りたい鉄則があります。

 

「こうしないと、あれもしないといけない」

とあれこれ考えるより、3つの鉄則を頭の片隅におきながら、

子供と接していけば、自然と子供との関係がよくなることと思います。

 

①正しさを一方的にふりかざさない

 

無駄に子供を怒ってはいないでしょうか。

 

たとえ、お母さんが正しいことを言ってるとしても

子供が親に悪態をついたり、暴言を吐いたりするなどしたら

別の言い方を取り入れてみましょう。

 

その方が状況を改善する近道となります。

 

たとえ正論であったとしても

その伝え方次第で、子供は受け入れられず、

 

お母さん「私の言うことが正しいのよ!」

子ども「その言い方うざい、気にくわない!」

 

というかたちで、互いにエネルギーを消耗するだけで

同じやりとりが何度も何度も繰り返されてしまい

状況の改善にはつながりません。

 

②最初にすべきは、子どものココロ貯金を貯めること

親として、子どもをあれこれしつけたいところですが

子どものココロ貯金が減っている状態では、親からのしつけを素直に聞こうとはしません。

 

子どもの言動などで、いくら気になることがあったとしても

始めにするべきことは、子どものココロ貯金を貯めることなのです。

 

子どものココロ貯金は、親子で感情の言い合い、バトルを

しているときではなく、子どもが落ち着いているときに、

コツコツと地道に貯めておく必要があります。

 

ココロ貯金が貯まった状態の子どもは、親のしつけも比較的受け入れやすくなります。

 

 

③ココロ貯金が確実に貯まるしくみを作る

お母さんが「子どもをほめて育てたい」と思っていても

実際に子どもがその行為に対して、腹が立つことは多くあります。

 

まずは、子どもをほめて伸ばす、常に完璧なお母さんになることを目指すのではなく

「この時間帯なら、子どもの話を聞ける」など、

お母さんの都合や調子がいい時に、できることから

時間を決めて実践します。

 

例えば、「朝は忙しくて何もできないから、夕方は子どもの話をしっかり聞こう」

「子どもが出かけるときは、必ず玄関先まで見送り、いってらっしゃいと声をかける」

など事前にシミュレーションをしておきます。

 

お母さんは、家事に子育て、仕事など大忙しですから、

ここだけは外さない、というところを自分のできることから考えておく

くらいがちょうどいいですよ。

 

子どもの問題行動のほとんどは、

ココロ貯金が焦げ付いていることから起こります。

 

そのため、子どもの問題行動を改善させることのみに全力を注ぐと

子どもの問題行動の根本的な解決になりません。

 

あれこれ言うよりも、

子どものココロ貯金を貯めることから始めましょう!

 

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【褒めるよりもカン…

 

聞き方が変わると確実に子どもが変わります

 

さて、子どもを褒めるよりもはるかに多くできることは、子どもの話を聞くことです。

この話の聞き方を変えるだけで、ホント子どもは格段に違ってきます。

なぜって、子どもの話を聞くことは、子どもの存在そのものを認めることだからです。

子どもは自分の存在を認められると、それだけで心が安定して、さらに本来もっている能力を発揮することができます。

「うんうん」

「へ~」

「ほ~」

「なるほどね」

「それで?」

とちゃんとうなずいてあいづちをして聞きます。

ママの聞き方がよくなると子どもは、もっとたくさん話をするようになります。

目安は、ママの話:子どもの話=2:8です。

これが逆転すると、子どもがママの聞き役になってしまいます。

成長させたいのは、子どもですよね。

つい、自分がしゃべってしまうというママは、日々レッスンだと思ってみてくださいね。

最初は、あれこれと教えたいと思い、長々しゃべるかもしれませんが、2~3か月で聞き上手になってきますよ。

そんな意味もあって、私の電話相談は3か月をめどにお願いしています。

自分が変わるとママに自信がわきますよ。

 

めざす姿は耳が大きく、口が小さいゾウさんです。

 

ママが子どもの話の「聞き役」になると子どもは自分の存在に自信をもちます。

めざす姿は耳が大きく、口が小さいゾウさんです。

ゾウさんのように「大きな耳」「小さな口」で子どもの話を聞いていくのです。

これを10日間も続けていくと、子どもはたくさんママに話を聴いてもらい、
自分の話を肯定的に認めてもらえると感じ、さらに自分の存在自体に自信を
もつようになるのです。

不思議ですね。これだけのことで自信がもてていくのです。

ちまたで、コーチングがありますが、コーチングの基本は「傾聴(けいちょう)」
といって、クライアントの話を全面的に聞いていきます。相手を否定しないで話を
聞くことで信頼関係がつくられます。「聴くチカラ」はスゴイのです。

それと逆に、ママの話が活発になればなるほど、子どもはママの話の聴き役になっ
てしまいます。

そして、結果的に自分の話を聴いてもらう時間が少なくなってしまうのです。

私たちは、学校時代から話し方(はっきりと聞こえるように話す、相手の気持ちを
考えて話すなど)は勉強してきましたが、話の聞き方については、
「相手の方を見て聞く」ぐらいだったのではないでしょうか。

だから聞き方が十分でないことは、当然といえば、当然のことです。

私だって、カウンセリングやコーチングを勉強した中で、「話の聴き方」ってきちん
としたやり方があると分かり、何度も練習をすることで実際に使えるようになりました。

まず、10日間だけ「聴き役ママ」になりませんか?

話の割合は
「子どもの話」:「ママの話」=8:2です。

 

 

子育ての最終ゴールは「自立」です。

 

 

「私が子どもをしっかりと育てなければいけない」と思うあまり、
「~しなさい」と指示・命令が多いことはないでしょうか。

それでは、ママの話はよく聞けるけれど、ママが何も言わない時には
何も出来ない子どもになってしまいます。

そして、いつかは「ママが見ていなければいいや」と思ってしまうこと
になりかねません。

最近の新入社員は、上司の命令はよく聞くけれど、自分からどんどん
新しい事をしていく意識が低いと言われています。

これからの世の中は、自分で考えて、自分から行動できる人が求められ
ているのでしょう。

子育ての最終ゴールは「自立」です。

ちょっと時間がかかるけれど、漢方みたいにじっくりと体質改善をしていく
「聞き方」ノウハウどんどんご紹介します。

方向性が正しければ、時間はかかっても必ずよい方向に向いていきます。

 

 

ぐちゃぐちゃな気持ちは、受け止めると小さくなります!

 


子どもって、

「○○ちゃんが、意地悪をした!!」

「仲間外れにした!」


とぐちゃぐちゃの気持ちをママに伝えることがあります。

 

そんな時には、


「あなたは、不満ばっかり!」

「あなたも悪い!」


【禁句】です。

 

子どもにネガティブな感情がある時は、

一度それを吐き出してしまいましょう。


おなかの中にたまっていては、


イライラと落ち着かない姿か


ダラダラとやる気がない姿になってしまいます。

だって、心の中がネガティブ感情いっぱいなので

それと似たネガティブな行動しかできないのです。


吐き出す方法は、ママが全面的に味方になって

子どもの話を聴いてあげます。


「ふ~ん、それは嫌だよね」


「仲間に入れてほしいよね」

味方になります。

 

そんなことしたら、子どもが助長するのでは??


と考える必要はありませせん。

 

幼稚園も学校も、先生は全員の子どもを平等に見ます。

 

だから、ママだけなんです、

自分の味方になってくれる人は。

少々のことは、だまされて、子どもの言い分を尊重します。

 

十分に自分の気持をわかってもらえたと感じると

子どもは、強くなれます。


そして、ぐちゃぐちゃの気持ちをわかってもらえると

それだけで、そのネガティブな気持ちは小さくなります。

 

ネガティブな気持ちが減少すると、


子どもはまた元気に過ごすようになります。

 

ママのチカラは、スゴイのです!

 

 

言うことを聞かなくなってきた子の処方箋

 


子どもがお母さんの言うことを聞かなくなってきた時、最初にするといいことは・・・・・


話の聴き方を見直すことです。


エネルギーいっぱいの元気な子どもは、お母さんの聴き方が悪いと、好き勝手に暴走するようになります


その暴走の止め方も一応ありますが、根本的に話の聴き方を変えないと、子どもは同じことを繰りかえします。

「何回言ってもわからない」悪循環を作ります。

 

お母さんの口数の多さに比例して子どもが荒れてきます。

 


子どもは、お母さんに自分の話を肯定して聞いてもらうとメンタルが安定してきます。

これが子育てで最も大事なところです。

でもね、、、お母さんはついたくさんしゃべってしまいます。

たとえば「早く起きなさい」「早く寝なさい」「さっさと食べなさい」「宿題はやったの?」とマシンガントークをしてしまいます。

じつは、黙っている方が難しいです。@@

しゃべった方が楽なんです。

人は、不安になるとたくさんしゃべってしまいますしね。

つい、あれこれとしゃべりたくなるのですが、「子どもを伸ばしたい」と思ったら、大きな耳、小さな口、そしてやさしいおメメが大事です。

基本的には、ママは子ども以外の人に話を聞いてもらうことも大事です。

夫が無理なら、ママ友もOKです。

一見、ムダな井戸端会議で女性はココロが落ち着くようになっています。

昔から、そうやって女性は、身近なところで日々メンタルを整えています。生活の知恵ですね。

聴くことで人の命も救えます。

 


私たちは、み~んな

自分のことをわかってほしいと思っています。

だから、子どもが話しかけてきたら

よほど法律にふれるような内容でなければ

「ふ~ん」

「へ~」

「ほ~」

「なるほどね」

とあいづちをうちながら

話を聴いてあげましょう。

たとえ、それが武勇伝でもいいのです。

家でたくさん自分の話を聴いてもらえた子どもは

学校で自慢話をしなくても済みます。

聴いたからといって

図に乗ることもありません。

大丈夫です!

私は、以前大人の電話相談機関にいました。

詳細は言えないのですが、

全面的に傾聴するだけで、人の命も救えました。

本当です。

聴くって本当にスゴイ効果があるんです。

自分の話を肯定的に聴いてもらうということは、

「自分の存在そのもの」を肯定的に見て

もらえていると感じます。

だから、

か~さんに聴いてもらえた子どもは強くなります。

 

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どうしたらきょうだ…

 

きょうだい育ての基本のキ

 

私の子育て相談を受けられる方のほとんどが第一子またはひとりっこさんのご相談です。

 

およそ、95%の方と言えます。

 

ということは、ほとんどの方がひとり目の子育てで戸惑っています。

 

実際に手がかかるのは下の子どもですけどね、「心配のタネ」が最初の子どもってところです。

 

そして、一般的には、ひとり目の子どもは、しっかりした子どもに育てたいという気持ちから、しめ気味になり、二人目は忙しすぎてしめられなくなります。

 

ビール樽と同じで、場所によってしめ方が違ってきます。

 

そのため、ひとり目の時には怒られたことが、二人目の時には怒られないなんてことも出てきます。

 

「出来て欲しい」という上の子、「出来なくても仕方がない」下の子ってところです。

 

おのずと、お母さんの要求水準(心のハードル)の高さが違ってきます。

 

案外、お母さんが、当たり前と思ってやっていることの中に、子どもの不満足感・不平等感が潜んでおります。

 

きょうだいは、「仲良し」でもあり「ライバル」でもありです。

 

きょうだいは、いつも近くにいる「仲良し」さんでもありますが、一方ではお母さんを取り合う「ライバル」とも言えます。

たとえ、お母さんが上の子を優先して育てようと思っていたとしても・・・・

下の子が病気になった時、うろちょろと歩きまわる時期、にはどうしたってお母さんは下の子に時間をかけてしまいます。

すると、上の子が「私は見てくれないのーー??」と言わんばかりに、すねたり、下の子にちょっかいをかけたりし始めます。

その頃のお母さんは子育てに相当のエネルギーを費やしているので、上の子のぐずりが許せなくなってしまいます。

そんな時には、「急がばまわれ!!」です。

・何事も上の子からやってあげる(体を洗う順番、おやつを出す順番など)

・上の子のそばを歩いただけで「いい子、いい子」と頭をなでる

・「さすがー!お兄ちゃん(お姉ちゃん)だね」と下の子がまだ出来ないことをした時に、きっちり認める声をかける(手が洗えた、自分で着替えが出来た、宿題が出来たなど)

などなど、上の子にエネチャージをする必要があります。

これを出来る時に、出来るだけやることが基本です。

忙しい時期なので、出来ない日が続出しても大丈夫です。

でも、、、出来れば10歳までにせっせとココロ貯金を貯めてあげてくださいね。

子どもは案外寛容なので、忙しいママを待っててくれています。

 

 

上の子どもにえこひいきでちょうどいい

 


人間のネガティブな感情には、怒り、不安、あせり、嫉妬といろいろあります。


今日は、その中のひとつである嫉妬感情についてです。


じつは、人間が一番最初に嫉妬感情を抱くのは、きょうだいです。


きょうだいは、仲がいい仲間である反面、お母さんを奪い合うライバルです。


上の子は、自分の持ち時間を下の子どもに奪われたという「愛情の喪失」が前提のきょうだい関係、下の子は、生まれた時からこの状況なので、世の中そんなものと思っています。


だから、案外下の子どもは待たされることにも慣れています。


でも、上の子どもは、一番最初に親御さんの愛情を独り占めにした過去の栄光(笑)がありますから、「今さらそれは受け入れられません」というところです。


だから、きょうだいは、上の子にえこひいきをするくらいでちょうどいいです。


下の子どもは、お母さんと一緒の時間が長いので話を聴いてもらう時間も長いですし、スキンシップの回数も多くなります。


おむつ替えも授乳も体に触れずには出来ませんしね。

 

 

 

下の子どもは、生まれた時から激戦区で育っています。

 


きょうだいは、下の子どもほど「甘え上手さん」が多いです。


それは、生まれた時から自分より年上で言葉も達者、力もある上の子がいるので、いかにしてお母さんの時間を奪うかを考えているからです。


お母さんが怒っている時は近寄らず、お手すきな時間を上手にねつらってやってきます。


泣くとお母さんが近寄ってくると思う子は、すぐに泣き、すり寄って行く方が大事にされると思う子はすり寄っていき、お母さんにどうやると関わってくれる確率が高いのかを常に考えているわけです。


つまり、下の子どもは、生まれた時から激戦区で育っています。

 

 

上の子が下の子に手を出す時の対処法とは?

 


兄弟に喧嘩はつきものです。
 

でもね、、、あまりにも上の子が下の子に手を出すという時には、ママがいくら怒鳴ってもその場限りに終わります。

じつは、「やさしさ」は、おすそ分けしかできません。

持っていないものは出すことができません。

そのため、上の子にママの愛情が上手に伝わっていれば、自然に下の子に優しくなります。

大人だったら、気を使うとか、相手を立てるとか、いろいろ出来ますが、子どもは正直ですから、自分がもっていないものは出せません。

ということで、最近上の子が下の子に手を出すという時には、今よりも上の子にえこひいきしてくださね。

小さいお子さんは、多めに抱っこやおんぶ、肩や頭に手を添えるのもいいですね。

上の子にイチャイチャすると、自然に下の子に優しくなります。

 
 
きょうだいケンカ、根本解決法

 


きょうだいにケンカはつきものです。


でも、あまりにも目に余るケンカが絶えない場合は、ちょっとココロ貯金見直しの時期です。

いくら、怒っても、怒鳴っても、ケンカは減りませんよ。


子どもが比較的落ち着いている時に、プラスの関わりをしていきます。


【それぞれの子にえこひいき作戦】です。

特に上の子には、1.3倍はお願いします。


それでちょうどいいくらいになりますよ。


きょうだいケンカは、ココロ貯金のバロメータです。

 

上の子の子育てに疲れ果てたママへ

 


私は、二人目が生まれた頃から子育てが最もハードになってきました。


母親として、目の前の子育てを一生懸命にやっているにも関わらず、子どもの心が安定してこないのです。


ちまたの本は、基本的には一人っ子を対象に書かれているようなものですから、「一体何が違っているのか?」「みんなこんなものなのか?」がよくわかりませんでした。


あるとき・・・公共の講座か何かを利用した時にお目にかかった、保育おばあちゃんがおっしゃっることに私は、目からウロコが落ちました。


その方は、男の子を二人育てていたようです。当然そのお子さんは成人しています。


その方が言うのに・・・


「上の子をおんぶして、同時に下の子を抱っこしておけばよかった」と。


どう考えても大変な姿ですが、そのくらいしておけば、成人した我が子がもっと仲良くやってくれているだろうに・・・ということなのですね。

 

 

 

きょうだい育ては、「逆転の法則」。

 


さて、私は


兄弟育ては、

逆転の法則があると思っています。

よくお母さん「上の子を大切にしてね。」

と言いますが、

 

兄弟は、一般的には下の子に手がかかります。(;^_^A

 

ベビーちゃんの場合は、

泣いたり、授乳だったり、オムツ替えだったり

 

とにかく緊急性を要するのが下の子どもです。

 

→自然と意識が向いてしまう。

 

一方、上の子は、下の子に比べると

デキルことも多く、

 

自分でどんどんできるようになってほしわけです。

 

→自然と意識が向きにくい

 

私もありました!

 

上の子が幼稚園から帰って

あれこれとおしゃべりをするので

 

あたしンち「ふ~~ん、へ~~、なるほどね」(傾聴)

 

と言っていると・・・・・・・・・・・

 

下の子が、イスの上によじ登り

 

真っ逆さまに落ちちゃいました。。。。。

 

まさに、目が離せない状態でした。

 

 

私は、子育てをする中で

 

「これは、一体何が起こっているのか?」

「カミサマは、私に何を出来るようにしたいのか?」

と考えていました。

 

そこで、兄弟逆転の法則を思いつきましたよ。

 

よく動く子、うるさい子、待ったナシの子の相手をしながら

 

心を配るのは、上の子。

 

つまり、意識と行動が逆転なのです。

 

かなり難易度が高いです。

 

この技。

 

あえて言うのであれば、

 

忙しくても、そのこと(下の子)だけに意識を向けず

本質的に重要なこと(上の子)に意識を向けるってことでしょうか。

 

これは、先生の学級経営も同じです。

 

おやんちゃくんを追いかけてばかり先生がいると・・・

 

きちんと頑張っている子どもが報われません。

 

そして、次第に頑張っている子どもも・・・

 

がんばらなく

 

なります。

 

同時にふたつの、相反することをやりなさい!

お母さんは。

 

ってところでしょうか。

 

スゴイですよね。

 

恐るべき、子育て技。

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発達障害は親の関わ…

 

二次障害

 

発達障害のなかでも、元々はごく普通の発達障害さんだったのですが、

 

小さい時からあまりにも怒られ過ぎることで情緒が不安定になったお子さんを二次障害と言います。

 

二次障害は、およそ小学校高学年以降のお子さんに言われる言葉で、小さいお子さんには言いません。

つまり、発達障害のお子さんの養育が不適切な場合に二次障害になります。


・窓ガラスを割る

・放火をする

・人を傷つける

これらは発達障害のお子さんが起こすことではありません。

二次障害のお子さんが起こすことです。

どんなお子さんでも、自分を否定され続けきたり、ダメな子扱いをされつづけると、自分に自信をもてません。

そのため情緒が不安定になってしまい、トラブルを起こすことがあるわけです。

 

親が何をするか

 

診断名よりも目の前にいるお子さんへ「親が何をするのか!」ってことが超超大事です。

ごく普通の発達障害のお子さんが、親御さんの対応次第で二次障害になるということは、

親御さんの対応次第で、「二次障害にはならない」わけです。

その命運を分けるのは、親御さんの対応方法だけなんです。

 

 

育てにくい子

 


とはいえ、私は世のお母さんの味方です。

発達に偏りがあるお子さんは育てにくいです。

「なんでそんなことをするの!?」

逆に

「なんでそんなこともできないの!?」

という親の気持ちが出てきます。

 

二次障害は子どもを怒り過ぎることでなるとお伝えしましたが、、、、

発達障害のお子さんは怒られやすい状態にあります。

だから、皆さんこんな風に思われます。

「なんでも、かんでも子どものやりたいようにさせてもいいの?」

「甘やかしてもいのですか?」

「それでは社会で通用しませんよ」

なんて声が聞こえてきそうです。

 

えっとですね、考えるところはそこではないんです。

発達の偏りがあるお子さんにはこんなことが大事です。

①自己肯定感を高める

②特性にあわせた子育てをする

これにつきます。

 

 

子どもの能力最大化

 


これができるようになると、子ども。。。が本来もっている能力を最大化させるようになります。

たとえ、相手の気持ちがわからないとしても、誰からも愛されるお子さんになります。

「不思議ちゃん」っていう愛称で親しみをもって呼ばれたりします。愛されキャラになるんです^^

集団に入ってもほかの子に嫌われることはありません。愛されキャラですからね。

 

 

泣き喚く子

 


あとはすぐに泣き喚くお子さんも親の対応次第で泣き喚きが減ってきます。

それは、親が「泣いてはいけない」とセーブさせているから泣かないわけではありません。

子どもの情緒が安定したので、子どもが泣き喚かないようになるのです。


たとえば、1回泣き出すと1時間でも泣き喚くお子さんがいるとします。

そんなお子さんも親御さんの対応がよくなると、

たとえ泣いたとしても2~3分で早めに切り替えができるようになります。

さらに、泣き喚く回数そのものも激減します。

 

となると・・・

子育てがずいぶんとやりやすくなるんですね。

まあ、子どもも親も両方がラクになります。

 

 

 

感覚過敏のお子さん


私の子育て電話相談では、感覚過敏のお子さんをお持ちのママも多いです。

この「感覚過敏」というのは、目に見えないものなので、親からも先生からもわかりにくいのです。

「感覚過敏」と言うと、「アトピー?」「肌が弱いの?」「アレルギー?」と思われる方も多いかもしれません。

「感覚過敏(過剰反応性)」とは、光や音などをはじめとする特定の刺激を過剰に受け取ってしまう状態のことを指します。

逆に、刺激に対する反応が低くなることを「感覚の鈍感さ(鈍麻・低反応性)」といいます。

どちらも感覚のはたらきに偏りがあることが原因です。

また、ひとりのお子さんの中で「この部分は過敏」だけれど、「この部分は鈍感」ということもあります。

 

たとえば・・・

触覚」について敏感なお子さんは、皮膚に触れる刺激を過剰に感じて不快感が生じます。

触ることができないものとしては、のりやねんど、スライムなどのぬるぬる、

べたべたするものや、たわし、毛糸、洋服のタグが代表として挙げられます。

また、注射やケガなど痛みを過剰に嫌がります。

親からしたら・・・「ちょっとおおげさ!」と言いたくなります。

また、「シャワーは皮膚に突き刺さる」という子もあります。

逆に鈍感なお子さんは、痛みや温度に鈍感です。

そのため、ケガの手当てが遅れたり、季節外れの服装をして体調を壊すなんてことがあります。

昔、カウンセラーで入った中学校の生徒は授業中に壁に手を打ち付けた時骨折。

しかし、痛みに鈍感な子は、ガマン出来てしまい、本人も先生に何も言いませんでした。

そのため、先生の対応が遅く、私が生徒の代弁をして病院に送ったことあります。

この子は、少しだけ顔をしかめていました。そこを私が察知しました。

 

「聴覚」が過敏なお子さんは、自分が聴きたい音だけを選択することができません。

そのため、集団や人混みで疲れます。

学校も幼稚園も集団ですからね、それだけで負担感が大きいです。

学校でよくあることとして、周囲のちょっとした音も聴けてしまうため、

窓の外が気になり離席をしたり、隣の子の話に食い入って聴いてしまい

先生からは『よそ見をしている』と怒られてしまいます。

人は、自分の感覚がすべての人に共通していると思います。がそれが違うわけです。

また、音に敏感なお子さんは、それを回避したいので、

耳をふさいだり、机の下にもぐったり、ロッカーに頭を突っ込んだり、

カーテンにくるまったりします。

その他、「味覚」に敏感なお子さんは、食べ物の好き嫌いが極端に多いです。

というか・・・食べられるものが少ないです。

でも、親は好き嫌いをなくさせたいと思い、つい厳しくしてしまい、結果的に行き渋りにつながることもあります。

逆に、味覚に鈍感なお子さんは、食べてはいけないもの(ゴミなど)を口に入れることがあり、

それはそれで不衛生なんですね。

 

私は、ドクターではありませんが、

「このお子さんは感覚が過敏なのかもしれない」と思った時には、

【仮に感覚が過敏なお子さんだとしたら】、「親は何をしたらいいのか?」をお伝えしています。

 

お子さまが変化したママが取り入れたこと

 


Dr.から発達障害と言われていたお子さま。

 

実際のお困りのこととしては、

尖った鉛筆をお友達に突き付けたり、
差別用語を連発したり、
さらにはすれ違い様に友達に手が出たり足が出たり


と先生からも苦情の電話が来るほどの状態でした。

 

でも、こんなことを取り入れた2週間後には、尖った鉛筆を友達に向けることも、差別用語を言うこともなくなり、

もちろん、手や足が出る回数も激減しています。

すごいでしょう!

何をとりいれたかというと、

ココロ貯金®を貯めること、そして出来るだけ子どもを怒鳴らないようにすること

を心がけたんです。

発達障害のお子さんは、ちょっとだけ手厚い対応を必要としています。

それは甘やかすことではなく、「個に応じた対応」になります。

ちょっとだけ手厚い対応をしておくと、子どものメンタルがぐっと安定するので、

必要以上に子どもを怒鳴らなくても済むんですね。

そうなれば、本来もっている力を発揮できるお子さんになります。

 

 

発達障害とココロ貯金は大きく関係しています。

 


私の子育て電話相談やランチ会に参加されるママさんは、こんな方が多いです。

・お子さんが発達障害と言われている
・お子さんが発達障害の疑いと言われている
・発達障害ではないかもしれないが、似た状況で困っている
・お子さんが不登校
・お子さんが行き渋りをする

たぶんこの5つで私の子育て電話相談の6~7割を占めています。

 

それだけ、親御さんが心配になることなわけです。

じつは、、、私は発達障害や不登校だけ全く別の対応をしているわけではありません


(少しは効果的なコテサキもお伝えしますけど)

※東ちひろは、以前教育委員会の就学指導委員でした。

わたしは、いつも子どものメンタルを安定させることだけを全力で行っています。

その1つがココロ貯金を貯めることです。

この貯金が貯まると、子どもは本来もっている能力を発揮するようになります。

 
 

 

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新学期、親の対応次…

 

 

小学校1年生の実情

 


新学期が開始して1ヶ月がたちました。

今日は小学校1年生の実情についてです。

【幼稚園・保育園】➡【小学校】この階段はとっても高いです。

でね、この時期の小学校1年生は疲れます。

毎日自分の脚で、ランドセルを背負って登校すること自体が疲れます。

多くの幼稚園・保育園は自転車やバスで送り迎えしていますから、子どもが自分で歩くだけでも疲れるんですね。

夕方に眠むたくなる子も多いです。傘のさし方も下手です。

この頃に大事なことは、「学校は楽しいところ」と思えることなんです。

 

ママが言いがちなこんな言葉

 


でもね、ママは子どもを心配するあまりよくこんなことを言いがちです。

・「忘れ物を絶対にしてはいけません!」
・「失敗したら恥ずかしいわよ」

じつは、これちょっと酷なんです(;^_^A

私たち大人も忘れ物しますよね。

この言葉をあまりにもママが言いすぎると・・・

子どもが忘れ物をした時に頭が真っ白になります。

「忘れ物をやっちまったー!」

「失敗した」

「先生に怒られる」

「ママに怒られる」

と思うと、忘れ物を人生の一大汚点と感じます。

 

 

忘れ物をした時の対処法

 

 

いつかはやってしまう忘れ物で恐怖を植え付けてはいけません。
 
恐怖を感じたからといっても、子どもの忘れ物は減りませんよ。
 
そんな時は、子どもに忘れ物をした時の対処法を教えていくといいです。
 
忘れ物をした時には、先生に「忘れ物しました」と言う。
 
言うタイミングは、休み時間がベストです。
 
ただ、これは休み時間に次の勉強の用意をしている子どもは気づきますが、それも忘れている子は、、、、
 
「授業中に先生に言うといいんだよ~」
 
と対処法を伝えましょう。
 
じつは、「休み時間に次の授業の用意をする」ってことは、先生が指導しないと子どもはやりません。
 
ひとりでにやるってないんです。
 
先生が、授業の一環として指導していれば出来ます。
 
していないと出来ません。極めてシンプルです。
 
だから、わが子が出来ていないくても怒らないでくださいね。
 

 

<忘れ物対処法>
『●●を忘れました』と先生に言う「言い方」を教える。

 

 

 

これだけは外せないこととは?

 


子どもがダラダラしていると「こんなことで1年生になれるの?」と思わず言葉が出そうになります。

たとえば初めての子どもが小学校に上がるとしたら、親も「初めて小学生ママ」になれてしまいます。

 

親も慣れない環境のことを考えると、不安になります。

不安になると、それを子どもに言いたくなるんですね。

では、小学校1年生になる子は何を気をつけるといいのでしょうか?

・ひらがなが書けることでしょうか?

・計算ができることでしょうか?

・挨拶ができることでしょうか?

答えはどれも違いますよ^^

これは、「はじめて中学生ママ」も同じです。

新しい環境に適応するためにはココが左右しますよ。

 

 

「大丈夫」は「大丈夫」ではない

 


これは新1年生でも、それ以外の進級のお子さんも同じなのですが・・・

新しい学年にうまく適応できるかどうか心配なママもお子さんも多いです。

ママの心配は・・・

ちゃんとみんなと学校に行くことができるか?

喜んで教室に入ることができるか?

って感じです。

子どもの心配は・・・

友達ができるか?

仲良しの子と同じクラスになるか?

先生は怖くないか?

給食を残しても大丈夫か?

ってところです。

そんな時、いくらママが「だいじょうぶ」「ダイジョウブ」「大丈夫」と何回言ったとしても、子どもは安心できません。

子どもは

根拠にママが「大丈夫」と言っているかと思います。

単に子どもを励ますだけでは、子どもはちっとも大丈夫と思えません。

では、いったいどうしたら子どもが安心して登校できると思えるのでしょうか?

子育ては「具体的な行動」が大事です。

ただ、「大丈夫」て何回も言うよりも、ママが「具体的に」「何をするか」が大事です。

しかも!「今」何をするかが大事なんです。

 

小1の家庭学習は親次第!

 


何事も最初が一番モチベージョンが高く、やる気満々なんです。

でもね、それが今後も続くというのは・・・甘いです。

GWが始まる4月後半から、気温はうなぎ上りになり、行事の準備でヘロヘロにもなりやすいです。

最初は緊張しているので、何事もしっかり目にできますが、気持ちが緩んでくるGW頃が心配です。

 

 

新学期は疲れますよ

 


新学期は、子どもも疲れます。

特に新1年生は、疲れます。

幼稚園・保育園時代は親の送り迎えやバス通園ですが、小学校は自分の足で歩きますよね。

ランドセルは、1年生も6年生も重さは同じですから、1年生には重く感じます。

親が思っているよりも、最初は子どもも緊張状態です。

おうちで、ダラダラしても、それでうまく調節していますよ。

 

強くてたくましい子どもを育てる方法

 


新学期を迎えるにあたり、どんな環境に入っても素早く柔軟に適応できて、さらに強くてたくましい子どもになって欲しいと思いませんか?

じつは、どんな環境に入ってもその子どもの能力を最大限に発揮させて、やる気と自信をもった子どもに育つための大事な方法があります。

最近、不登校を避けるための方法を書いていましたが、今朝「今は、この記事だ!」と思いましたので、内容変更です。

まあ、どんな環境に入っても、すぐに適応できる子は、子どもも楽なんですよね。

親もクラス替えのたびにハラハラしなくてすみます。

残念ながら・・・

どんな集団に入っても、一定人数は意地悪な子がいるものです。

でも、わが子がやる気がある子、自信がある子になっていると、その意地悪な子に振り回されにくいのです。

ちなみにこれはNGです。

「もっと強くなりなさい」

「もっとたくましくなりなさい」

「情けない子だね」

「頼りない子だね」

 

ママのおしゃべりは子どもをつぶします

 


さて、新学期最初の1週間は子どもにとっては結構ハードなんです。

理由は、、、

先生方が子どもをしつけようとガンバルからなんですね。

そんな時、ママは子どもにこんなことを言いがちです。

ママ「今日は、何をしたの?」

ママ「今日は、誰と遊んだの?」

ママ「今日は、学校(幼稚園)楽しかった?」

はい、そのお気持ちわかります。

ただね、ママがたくさんおしゃべりすると子どもがママに話をする時間を奪います。

しかも、こんな言葉をたくさん言う時は、ママが「不安な時」なんですね。

とりあえず、「学校(幼稚園)のことを知っておきたい」と思うので子どもに詰問しちゃいます。

そして、ママが子どもから情報を得ることで安心するわけです。

でもね、、、、

ママが一番望むことは、子どもからの情報収集ではなく、

子どもがやる気がある子、自信がある子に育つことではないでしょうか?

であれば、、、

ママがたくさんおしゃべりしすぎると子どもの自己肯定感が高まる時期を遅らせます。

理由は、子どもの話を肯定して聴くことで、自己肯定感が高まるからです。

自己肯定感というのは、「自分はこれでよし!」「よくやっている!」と自分で自分を肯定する感覚なんですね。

ここを高めておかないと、他の子にいじめられたり、いじめる方にあんりやすいんです。

だからね、子どもが家に帰ってきたら

ママ「うん、うん」

ママ「へー、そうなんだ」

ママ「ほんと~」

ママ「それで?」

と相槌を打ちながら、話を肯定して聴いてあげてくださいね。

それで、自分の存在そのものを認められたと感じますよ。

 

新学期、親の対応次第で子どもが伸びる!

 


新学期は幼稚園も学校も怒涛の1週間です。

今までの慣れたパターンから、新しい先生の方法にシフトする必要があるからです。

私たちも、新しい職場に異動になったとしましょう。

それだけで、結構疲れます。

『コピー機はどこにあるの?』

『このコピー機のインク交換方法は?』

『この電話の主は誰なの?』

 と慣れていないことはそれだけで戸惑います。

じつは、ストレスというのは、困ったことがあった時に感じるだけではなく、環境の変化そのものがストレスになります。

だから、一見幸せな、ご栄転、結婚、出産も幸せながら環境が変わるのでストレスになります。

 

そんな環境変化の4月を上手に乗り切る子どもに育てるためには・・・

子どもが家に帰って来たら、たくさんお話を聴いてあげてくださいね。

そして、子どもの体に触れてあげてくださいね。

「親が聴きたいこと」を質問するのではなく、「子どもの話」を聴きます。

「うんうん」「へ~」「ほ~」「はるほどね」「それで?」と声を出して聴くといいですね。

子どもは、自分の話を肯定的に聴いてもらうと、自信とやる気が出てきます。

ココがホント大事です。

お母さんは、とかく子どもを変えようと思います。

・さっさと宿題をしてほしい

・さっさと歯磨きをしてほしい

・さっさと片付けをしてほしい

でもね、子どもを変えようとするよりも、お母さんがまだ出来ていないココロ貯金に取り組んだ方が早いです。

理由はね、子どものメンタルが安定するからです。

ココロ貯金が貯まるからです。

そうなると子ども本来の能力を発揮するようになるので、こちらが想定していないことまでやり出しますよ。

子どもはね、あとさき考えませんからね。

やる気になると大人以上にどこまでも頑張ります!

さっさと宿題しなさいと言わなくても、自分から進んで宿題をしたり、

下の子に優しくしなさいと言わなくても、下の子のお世話をしたり、

子どもが本来もっている能力をおもいっきり発揮するようになります。

 

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 子どもが小さい頃…

何でも聞くこと

 

 

トモちゃんは、何でも聞きたがります。
「これは、なに?」
「じゃあ、これは?」
「それから、これは?」
「じゃあ、あれは、なに?」
一緒に、お出かけしたときは、うるさくってしかたがないほど、聞くんです。
 絵本で覚えたとこであったり、ママから聞いて覚えたことだったりしたことを、話し出すのです。
これまで聞いたことを知ったことを、いっぱい引っ張り出しながら、どんどん勝手にはなし続けていくのです。
相手が聞いているかどうかは関係ないのです。
 そうなんです。
まわりが聞いているかどうかも関係なしにはなし続けます。
「ねえ、聞いて」
から、始まることがあっても、あとは、自分の頭に浮かんだことをどんどん話し続けます。
この前も、ママと公園に出かけるときのことでした。
公園までは、モトちゃんとママで歩くと15分かかります。
トモちゃんのおしゃべりは、家を出た時から始まります。

 

トモちゃんはしつこい

 

 

自分で、「トモちゃん」って言いながら、しつこく話します。
「トモちゃん、きょうはたのしみ」
「トモちゃん、さんぽ、しゅき」
「トモちゃん、ママといっしょ」
「トモちゃん、げんき」
「そうだね。トモちゃん元気だね」
「トモちゃん、げんき」
「きのうね、トモちゃん、ジャンプしたの」
「そしたらね。ポケットから、ボールが落ちたの」
「そしたらね、ボールがころがったの」
「ころがったボールを、近くにいたねこが、おっかけてったの」
「ねこが、ミケで、かわいいの」
「ミケねこだから、ミケってよんだの」
「そしたら、ミケが、わたしの顔を見たの」
「すごく、ミケかわいかったの」
「そうそう、このこうしゃてんは、くるまがとばしてくるから、気を付けて」
「手をあげて、横断歩道をわたりましょう」
「いちに、いちに」
横断歩道のゼブラ部分の白色のところを跳んでいきます。
「ぴよん、ぴよん、ぴよん」
「公園、公園、こうえーん」
「じゃんけんぽーい」
「バスが来た」
「ママ、バスどこ行くの」
「おばあちゃんのほうだ」
「しんごう、あお」
 最近は、トモちゃんは、ひらがなやカタカナが読めるようになったので、さらに、おしゃべりと質問が多くなっています。
「せぶんいれ、ぶん」
「こんびにだよね」
「からあげ」
「なか」
「なんてよむの」
「う」
「なかう」
「いったねー」
「おうどんおいしかったね」
「パパは、ろーすとびーふべんと、だったね」
「また、いこうね」
「まぶち、何」
「動物病院」
「なにするところ?」
「動物のお病気を治すところだよ」
「うちのピーちゃんが病気になったら、直せるの?」
「そうだよ」
「ぴーちゃん、かわいい、ぴーちゃん、かわいい」
「あっ、信号があかだ」
「赤信号止まれ」
「青になったら、出発進行」

 

トモちゃんママはエラい

 

 

トモちゃんママが偉いのは、ずっと嫌がらず、イライラせずに、トモちゃんの独り言に付き合っているのです。
否定したり、遮ったりしないのです。
いつでも、トモちゃんのおしゃべりに付き合っているのです。
「そうだねー」
「へぇー」
「そうなんだ」
って付き合うのです。
かなが読めた時には、
「トモちゃんすごーい」
ってほめるのです。
「なんて読むの」
と聞かれたら、
「漢字であっても、教えるのです」
家で、絵本を読んでいるときにも、トモちゃんの質問は、大爆発します。
ママは答えます。答えることができな時には、こういいます。
「ママはわかんないなあ」
「トモちゃんがわかったら教えてね」
って、言います。
 興味いっぱいのトモちゃんは、どんどん吸収します。

 

トモちゃんはそうやって知っていく

 

 
 トモちゃんの知的好奇心は、この時期に最高に高まっているのです。

 それも、ママという強力な味方によって、増大しているのです。
 トモちゃんの知識欲、そして学びの楽しさは、こうやって養われているのでしょう。
 これを、ママが、
「うるさい」
「ちょっと静かにしてよ」
「何べんでも聞かないで」
「昨日も、同じこと聞いたよね」
「静かに歩けないの」
「はずかしいから、じっとしていて」
などと、言えば、そのようになるでしょう。
 でも、それと引き換えに、トモちゃんの大事な部分を、トモちゃんの個性の一つをなくているのかもしれません。
 

しつけの基準

 

 
 トモちゃんの場合、ママが持っているしつけの基準が違うのですね。

 トモちゃんママは「なんでもあり」のしつけではありません。
 危険なことが起こりそうなときや犯罪につながるときには、声をかけています。
 「トモちゃん、あの信号が青になるまで、静かにできる?」
 トモちゃんは、必ず聞きます。
「どうして?」
 そこで、話してあげましょう。
「今ね、赤信号だよね。この線から前に出ると自動車が来たら、どうなる?」
「ぶつかる」
「ぶつかったら、トモちゃんはどうなると思う?」
「痛い」
「そうだね。痛くって、いっぱい血が出るね」
「トモちゃんがそうなったら、ママとっても悲しいし、泣いちゃうよ」
「トモちゃんに、そうなってもらいたくないから」
「信号が赤の時は、静かにしてようね」
 こう話せば、トモちゃんは、わかります。
でも、わかるのとできるのは違います。
 次の時も、信号でジャンプしているかもしれません。
 そんなときでも、叱らないことです。
 繰り返し繰り返し、お話しするのです。
 そして、「ママは、トモちゃんが大事な子だ」と言い続けましょう。
 いつでも、ママが、トモちゃんの気分に合わせるのは大変です。
 合わせるのではなく、付き合う程度でいいのです。
 「へー」
 「そうなんだ」 
「すごいね」
の繰り返しでもいいのです。
質問を聞き逃したら、
「もう一回行ってくれる?」
と聞き直したり、
わからないときには、
知ったかぶりしないで、素直に
「ママ、わかんないなあ」
と言えばいいのです。
全部知っている必要もないですし、かっこよく過ごす必要がないのです。
ママから、不思議に思ったことを、聞いてみるのもいいでしょう。
「ママには、わかんないんだけど、いつかトモちゃんがわかったら、ママに教えてね」
「虹ってきれいだね。虹って、触れるのかなあ」
いっぱい、疑問を投げかけていくと、トモちゃんは、その疑問のいくつかを心に残していくに違いありません。

 

しつけ基準が残念なのは

 

 

「比べること」
「世間から恥ずかしい」
といった基準で、叱ることです。
「トモちゃん、恥ずかしいからじっとしといて」
「トモちゃん、そんなことしてると、笑われるよ」
といったことです。
何か、トモちゃんの大事な部分をなくしていると思うのです。

 

この時期に育てたい知的好奇心とは

 

 

知的好奇心は、子どもの中から発するものです。トモちゃんのママは、トモちゃんの心の内側からくる内発的動機付けをうまく育てている例と言えます。
それが、トモちゃんのやる気を増大させて、さらに、知りたい、聞きたい、学びたいという気持ちにさせているのです。
これを、ママが、
「宿題できたら、お菓子あげるね」
「テストの点数が90点以上だったら、おこづかいあげるね」
といった、外発的な動機付けであったら、その中で、やっている意味や喜びが感じられなかったら、意欲はかえって減退します。
トモちゃんの知りたい、聞きたいという時期に、ママの対応は、まさに、トモちゃんがいっぱいある自分のまわりの興味で、自分に一番関心が持てるものの選択肢を増やしているのだと考えるといいでしょう。
今、見ているものの中で、将来出会うものに関連付けながら、自分の生きがいにつながるものを見つけていくでしょう。
楽しみですよね。

 
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小さい子どもに癖に…

リコちゃんの暴言

 

 

「てめえ、うざいんだよ」

「えいきゅうにきえてくれる?」
「ざけんなよ!」
「知らんし」
 リコちゃんは、まわりがびっくりする言葉を言います。

 りこちゃんのまわりのおともだちも、まわりの大人も、びっくりします。

他のママが、びっくりして、リコちゃんばかりか、リコちゃんと一緒にいるリコママに対して、引き避けるような態度を示すのです。
この前も、こんなことがありました。
リコちゃんとママが公園の砂場で遊んでいたときのことです。
同じ公園でよく見かける女の子が砂場に来ました。
その女の子は、砂場で山を作ろうと、家からかわいいスコップを持ってきました。
スコップは、柄が緑で、砂をすくうところがピンクで、女の子のお気に入りです。
さっそく、女の子は、砂をすくって、山を作り始めました。
それを見ていたリコちゃんは、いきなりそのスコップを、女の子の手からもぎ取りました。
女の子はびっくりして、言葉が出ません。
そんなびっくりの様子をお構いなく、まるで、自分のスコップであるかのように、山を作り始めます。
女の子は、自分のスコップが持っていかれたことで、リコちゃんのスコップを取り返そうとします。
リコちゃんは、つかんだスコップを話そうとしません。
そればかりか、こんなことを言い出しました。
「リコちゃんの」
「スコップ、リコちゃんの」
「ダメ、持っていちゃあダメ」
そういって、女の子の手をはねつけ、女の子を、砂の上に投げ倒したのでした。
もともと、女の子のスコップなのです。
顔中、砂だらけになりなりながら、口には砂が入ってしまっています。
女の子はなすすべなく、近くのベンチにいたママのところへ、泣きながら行きます。
「ママ、わたしのスコップ」
「スコップ、とられちゃった」
 女の子のママは、砂場の方を見ました。
 砂場には、リコちゃんとそのママが楽しそうにうちの娘のスコップを使って遊んでいるではないですか。
いそいで、そのスコップが自分の娘のものであることを、伝えようと砂場に行きます。
けんかせずに、今後も付き合うことがあるかもしれないので大事にならないように話します。
「すいません。うちの子どものスコップを、こちらの娘さんが使っているので、返してもらいに来たんです」
「返していただけますか」
すると、リコちゃんはどうでしょう」
 「これ、りこちゃんのもの」
「リコのもの」
スコップを離そうとしません。
もう一度、話してみました。
「うちの娘の大事なスコップだから、返してね」
しかし、リコちゃんは、こんな返しようです。
 「いやだ、りこちゃんのものだから」
 「うざい」
 「あっちへ行け」
 「しね」
 リコママは、リコちゃんの言葉を聞きながら、こう言います。
 「おたくの娘さんのスコップっていう証拠があるんですか」
 「このスコップ、名前が書いてなくて」
 「ここに来た時に、スコップが落ちていたから、もったいないから、リコちゃんに使わせているんです」
 「あなたの娘さんも、使いたいのなら、うちのリコちゃんが、砂遊びに飽きちゃったら、貸してあげるけど、どうします」
 「いい加減、うざいこと言うのやめてもらえんかなあ」
 「うちのリコちゃんに因縁つけて、めんどくさいこと言うのなら、警察呼びますよ」
 リコちゃんは、リコママが話しているのを聞きながら、言います。
 「りこちゃんは、おちてたのをつかっている」
 「うざいから、あっちへ行け」
 「けーさつ、よぶぞ」
 「・・・・」
 スコップの持ち主の女の子も、そのママもとりつくシマがありません。
 しぶしぶ、あきらめて、ママは女の子に言います。
 「もっと、いいスコップを、買ってあげるから、ごめんね」
 ベンチに戻ると、騒ぎを遠巻きで見ていたママ友が集まってきました。
 「大変だったね」
 「ウチも前に、バケツ持ってかれちゃったことがあるよ」
 「ウチは、滑り台で並んでいたら、横入りするだけでなく、並んでいたうちの子を跳ね飛ばして、手を擦りむいたんだ」
 「そのときも、苦情を言ったんだけど」
 そのときのリコちゃんは、なんも悪びれていなかったんです。
 リコママも、うちの子が悪いって一つも思っていない言い草で、
 「リコちゃんの進んでいるそこに、あなたの娘さんがいたから、怪我したんでしょ」
 「あなたの娘さんがいなければ、うちのリコちゃんがぶつかることもなかったでしょうし、怪我をすることもなかったでしょう」
 全然、悪いと思っていないんです。
 リコちゃんがいると、こういうことが、四六時中起こるんです。
 まわりからは、リコちゃんもリコママも、残念なことだと思われています。
 でも、りこちゃんもリコママも、そんなことお構いなしですし、気にすることもありません。
 「親の後ろ姿を見て、子は育つ」と言いますが、リコちゃんの場合は、親の姿をまじかに見てそのものから体感してそのまま育っているのでしょう。

自分の子どもの育ち

 

 
 どうですか?

 どうですか?リコちゃん、素直に育っているでしょう。
 リコママは、どう思っているでしょうか。
 何も問題ない育ちだと、思っているでしょうね。
 ママも、こういったトラブル付きで、育ってきていて困ったことは怒っていないのではないでしょうか。
 まわりは大変困っているのですが、気づかない。気づけないのでしょうね。
 社会的には、警察とかのお世話になったり養護施設や鑑別所などにも関係したりしていることもあるのでしょうが、それも、人生の一つの調味料と考えていることもあるのでしょう。
 いや、何とも考えていないのかもしれません。
 社会で、自分の個性を伸ばしながら、より充実させて生きていくには、小さいころに、次の魔法の言葉を身に付ける必要があります。

 

魔法の言葉

 

 
「ありがとう」

「ごめんね」
「いいよ」
 この3つの魔法の言葉を、小さいころから、どのタイミングでどのように言うのかを、親と一緒に学んでいくことが大事なことです。
 リコちゃんが、スコップを使いたくなった時に、
 「かして」
 「いいよ」
 「ありがとう」
で、いけると、スコップの所有関係もはっきりしますよね。
 間違って、スコップを使っていた時には、
「これ、わたしのだよ」
「ごめんね」
「すこしかして」
「いいよ」
でいけると、いいでしょう。
どこまでいっても、小さいときに身に付けるべき魔法の言葉。
「ありがとう」 
「ごめんね」
「いいよ」
です。

 

癖にしたくない悪魔の言葉

 

 

「死ね」
「しね」
「シネ」
「死んでくれる」
「ウザイ」
他にも、ありますね。
これらは、学齢期では、どれも「いじめ」となっていく言葉です。
いじめている気持ちがなくても、「いじめ」と言われた方が感じれば、「いじめ」と認定されます。
 何気ないく使っている言葉であるとしたら、どこで覚えたのでしょうか。
 多くはまわりにいる大人や兄弟などの家族が話しているのでしょう。
 残念なことですね。

我が子が話していたら

 

 

 もし、我が子が話していたら、ママ自身の言葉遣いを、振り返りましょう。
 ひょっとしたら、ママが同じことを誰かに言っているかも知れません。
 そういう場合は、もう言わないことです。
夫婦関係でそんな言葉を言っていませんか。
お子さんが聞いていなところだからと思っていても、お子さんはいつのまにか同じように話すのです。
そうでない場合は、「アイメッセージ」で、
「ママは、そんな言い方いやだなあ」とママの気持ちを表明するのです。
 そうすることで、周りが、特に一番大好きなママの気持ちが代表して、お子さんに伝わるでしょう。
 決してしある必要はないのです。
「ママは、その言い方、嫌だな」
って、言えばいのです

リコちゃんは、利己ではなく、利口な子ですので、まわりの気持ちを自分で感じていけるはずです。
楽しみですね。 

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【感覚過敏】子ども…

子どもが登校を渋る時、親がやること③

こんにちは、東ちひろです。

 

今日は、子どもが登校を渋る時、親がやることの③感覚過敏です。

 

この感覚過敏の感覚とは、視覚、味覚、聴覚、臭覚、触覚のことで、その五感が敏感&鈍感なお子さんのことです。

 

感覚過敏、感覚鈍磨は、まわりからわかりにくく、努力や我慢が足りないと誤解されやすいです。

 

子ども自身も小さい時から感覚過敏のため、自分としてはそれが当たり前と感じたり、何が原因で不快を感じるのかよくわからないことがあります。

 

感覚過敏の真逆を感覚鈍磨(どんま)といいます。

ひとりの子どもの中で感覚過敏と感覚鈍磨の両方を合わせもっている場合があります。

たとえば、皮膚感覚は敏感でタートルネックが着られない(感覚過敏)、一方夏暑くでも長袖を着ている感じです。身体の部位によって感覚過敏と感覚鈍磨が共存しています。

 

 

◆この感覚過敏は、育て方が悪いからなるものではありません。

しかし、子どもの情緒が安定してくると感覚過敏が目立たなくなることが多いです。

 

たとえば、白いご飯、白いうどんしか食べられないお子さんが、ココロ貯金がたまるとご飯やうどん以外のおかずが食べられるようになるケースが多々あります。

 

つまり、親ができることがいくらでもあるということです。

 

<聴覚>

・大きな音に聞こえる、カラオケボックスで音量を最大にしている時みたい。

・エアコンの音、時計の秒針、換気扇の音などの生活音がとても気になる

 

<聴覚過敏の工夫>

・苦手な音から離れる

・耳栓、イヤーマフを使う

・(行事など)大きな音(かけっこスタート時のピストル音)がある場合は、あらかじめ説明する、もしくは離れた場所で過ごす

 

<視覚>

・光がまぶしい

・小さいものが群れている絵が苦手

・テレビやパソコンから目をそらす

<視覚過敏の工夫>

・蛍光灯を明るすぎないようにする

・極力人混みを避ける

 

<触覚>

・気にいった服ばかり着る(緩い服が多い)

・粘土、ボディーペイントができない

・靴下、帽子、タートルネックを嫌がる

・髪をとく、歯磨き、爪切りなど「人にされること」を嫌がる

・握手が苦手

・注射が苦手

・けがをしても気がつかない

・季節にあわない服を着る

<触覚過敏の工夫>

・タグを縫い目から取る

・靴下は裏返してはく

・着心地がいい服はまとめ買いする

・シャワーが刺さるように感じる

・注射の目的を説明する

・転んだ時はけがをしていないか確かめる

 

<嗅覚>

・苦手はにおいがある

・人が気がつかないようなにおいに気がつく

・何でもにおいをかぐ

<臭覚過敏の工夫>

・マスクをする

・苦手なにおいに近づかない

・好きな香りを持っていく

 

<味覚>

・食べられるものが少ない(ご飯、うどんなど味がしないものが多い)

・特定のものしか食べられない

・化粧品売り場、動物園など苦手なにおいの場所には入らない

・同じ味を好む

<味覚過敏の工夫>

・食べられる食材を食べる

・給食の代わりにお弁当を持っていく

・無理に食べさせない

 

 

◆感覚過敏は、本人も親も気がつかないことは多いです。

その分、感覚過敏がきっかけで不登校になることもあり得ます。

もしも、お子さんが感覚過敏かもしれないと思われたら、わがままではないこと、そして、極力苦手な刺激を避けることを子どもと一緒に考えたいです。

 

また、学校で配慮をしてもらうためには、一度小児神経専門医の門を叩くとよいです。

 

そして、「●●病院の▲▲ドクターに言われました」と言うことで学校側の理解と配慮をお願いします。

 

 

この感覚過敏は、生まれもったものです。

ですが、子育て心理学講座を受けている間にどんどん感覚過敏が緩和するケースは多いです。

 

たとえば、小さい頃から白いご飯と白いうどんしか食べられない子どもが、ママが講座を受けることで、おかずを食べられるようになっています。

 

このお子さんは給食が食べられずに、毎日お弁当を持って行っていました。

 

外食がまったくできないので、外出するときはいつもおにぎりを持参していたそうです。

 

でも、今では「ご飯+おかず」を食べられるようになりました。

 

そうなると子どもも楽ですし、親も助かります。

 

 

そのほか、東の子育て電話相談では、靴下が履けないお子さんがいました。

 

親御さんもそれはわかっているのですが、学校の先生から「靴下を履かせてください」と連絡があり困られました。

 

そんな時のママに東がお伝えした方法は・・・

① 靴下を裏返して履く

② 女の子は、柄物の靴下は避ける(裏返すと模様のための毛束が出る)

③ 気にいった靴下があった時はまとめ買いをする。

④ 履くことができない靴下は下の子にまわす

⑤ ココロ貯金を貯めて情緒を安定させる

 

このママは、子どもをきちんと育てたいという気持ちから、何事も厳しいところがありました。

そこで、このママは子どもへの厳しさを緩和させました。

 

たとえば、子どもの話をよく聴く、一緒に遊ぶ、子どもが欲しいというものを買う

 

「子どもがほしがるものを買う」と言うとそれでいいのか?と思われるかもしれませんが、子どもの情緒が安定していれば、びっくりするくらいの量の物をほしがることはありません。

 

子どもは情緒が不安定になり、心の中に不足感が多い時ほど、その不足感を埋めようと物をほしがることがあります。

つまり、子どもの情緒が安定していれば驚くほどの量の物を欲しがることはおきません。

 

感覚過敏のお子さんも親御さんの対応次第でいくらでも快方に向かいます。

 
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褒めるのが苦手なマ…

●「すぐできる承認スキル」実践編

 

こんにちは、東ちひろです。

 

 

これは、あるクライアント様の話です。

A課長は、会社で自分の部署の部下との関係作りがなかなかうまくいかずに困っていました。

そこでまずは、

部下を変えるのではなく、

A課長の【言葉かけ】を変化させてみました。

【名前】+【おはよう!】を毎朝実行していったのです。

A課長は、部下にあいさつするときに、必ず名前を呼んでからあいさつをすることにしました。

それまでPCの画面を見ながらあいさつをしていた人も顔を上げて「おはようございます」と言葉を返すということに気が付きました。

ほめることがないという前に、今出来る「承認」をしていきませんか。

人間関係は

こちらの対応が変われば

必然的に、相手の行動が変わります。

「人間関係のハンドル」を自分でもつと相手に振り回されずに、今よりもラクになります。

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●すぐできる「承認」スキル

 

こんにちは、東ちひろです。

 

子どもをほめて育てたい。

そう思っていても、ほめるよりは怒る回数が多くなることはありませんか。

子どもってほめようと思っていても、すぐに気になる行動をしてしまいがちです。

そのため、結果的にママが子どもにガミガミという回数の方が多くなってしまいます。

コーチングでは、「ほめる」のではなく、そのままを「承認」していきます。

「ほめる」とは、何かが出来た時にその行動を認める言葉。

「承認」は、その「ほめる」も含めて、存在そのものを認めていくことです。

だから、子どもがすばらしい事をしなくても、いくらでも「承認」していけます。

例えば、「けんちゃん!おはよう!」とあいさつした時に名前を一緒に呼びます。

さらにいいことしたときには「けんちゃん、ありがとう」とこちらも名前を先に
いってから「ありがとう」と言葉をかけます。

人は自分の名前を呼ばれると、とても自分のことを大切にされていると感じます。

ママに存在そのものを大切にされていると伝わります。

私がよく行く美容院では、必ず「東さん、ありがとうございました」と名前を呼びます。

人は名前を呼ばれると、思わず呼んだ人の方に顔を向けたくなり、自然とアイコンタクト
も取りやすくなります。

朝の第一声は、【名前】+【おはよう】でいいスタートダッシュをきることができます。

ガミガミ起こすよりはずっといい関係が作れるはず。

もちろん

【名前】+【ご飯できたよ】
【名前】+【お帰り】
【名前】+【おやすみ】

もOKです

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