●言い過ぎたら謝る
言い過ぎたらママも謝る
私の子育てセッションには、「子育てのイライラ・ガミガミが止まりません」というママが多くいらっしゃいます。
そのため、「実はかなりひどい言葉を子どもに言ってしまうのです」と悩んでいるママも多いのです。ここではその対処法についてお伝えします。
ところで、あなたの子どもへの口グセは何でしょうか。
■ママも子どもに謝る
「もういい加減にしなさい!」
「何度言ったらわかるの!」
「いつも言っているでしょう」
この口グセが多いとしたら、あなたの心は黄色信号です。つい言いたくなる言葉ですが、これらをいくらママが言ったとしても、その場限りのもぐらたたきに終わります。根本的な解決になっていたいので、それこそ何度も言ってしまう状況になります。
この口グセを少なくするためには、今のあなたのやり方を変えたほうが早いです。
短期間に問題を解決して、目標に到達するという
ブリーフセラピー(短期療法)の3大原則は、
1.うまくいっているのなら、そのまま続ける。
2.うまくいっていないことは止めて、なにか違う行動を起こす。
3.うまくいくまで、いろんな行動をして、試してみる。
です。
あまりにも子どもの変化が見られない時には、3の「うまくいくまで、いろんな行動をして、試してみる」という他ありません。
他の人が自然にできることでも、自分には無理ということがありますから、どうぞうまくいくまで我が家流のやり方を試してみてください。ここでできるようになったノウハウは全てあなたのものになります。だれからも取り上げられません。
そして、あまりにもガミガミと言い過ぎたなと思ったら、ママも子どもに「言い過ぎでごめん」とあやまります。
いけないことを子どもがした時には「ごめんさなさいと言いなさい」と言いませんか?大人だから子どもに謝らなくてもいいということはありません。「こんなこと?」と思うかもしれませんが、案外実行出来ているママは少ないのです。
ママが子どもに謝るということは、「お友達にいけないことをした時は、あやまりなさい」と言葉で100回言うよりははるかに効果的に「謝る」という行為を教えられます。そしてママも完璧な人間ではないと伝えることができます。
■人格を傷つけない
「お前のことが大キライ!」
「あんたなんか産まなければよかった」
「お前は最低の人間よ」
同じガミガミ口調で子どもに言うとしても、これらの言葉は子どもの人格まで傷つけてしまいます。そのため先の「もういい加減にしなさい!」「何度言ったらわかるの!」「いつも言っているでしょう」とは全く性質が違います。言い過ぎたあと「言い過ぎてごめん」といくら謝ってもこの罪は大きいのです。つい言ってしまったでは済まない言葉です。
そのため、私はついガミガミ言ってしまうと思ったら、ただのガミガミ口調と人格を傷つける言葉は違うと認識していただき、頭の片隅に残しておいていただきたいと思います。
心の中は誰にも見えないので、どれほど傷ついているのか目には見えません。人間はとても傷つきやすいもので、人格まで傷つけられるとそれが心の傷になってしまいます。
私も以前はイライラ・ガミガミが止まらない時期がありました。いったいどんな時にイライラ・ガミガミが止まらないのかを観察すると、意外に子どものことではなく、自分が予定していることが進まなかったり、ゆっくりとする時間がとれない時にピークに達していました。
私は、その後、この感情をコントロールすることが子どもを伸ばすためには不可欠と思い始め、心理学・コーチング・セラピーなどあらゆる手法を学ぶきっかけになりました。
本当は「誰に」怒っているのでしょうか。
本当は「何に」怒っているのでしょうか。
私が個人コーチングをするようになる時に、この感情は大きな課題でした。子育ては「わかること」と「できること」が違うからです。
私は、インナーネット上でインナーチャイルドセラピーというものを知りました。その後、淡路紀世子さんというセラピストに出会い、勉強をしながら自分自身も何度かセラピーを受けてみました。
実は、「私はごく普通に大きくなったから、セラピーは関係ないかもしれない」と思っていたのです。でもこのセラピーを学んでわかったことは、誰の心の中にも傷ついたチャイルドがいて、今でも傷ついた幼い時の自分を癒やしてほしいと思っているということです。
どうしても、子育てが思うようにならないと感じたら、一度セラピーの角度から取り組んでみるという選択肢もあります。これは魔法ではないので、すべてが改善されるというものではなく、今感じている不都合な感情のおおもとを知る作業です。
これも子育てをするからこそ、不都合に感じてしまい、向き合わざるを得ないことです。




