●愛情は貯金ができます
愛情は貯金ができます。
子どもは、愛情をもって育てるのはもちろんのこと。でも、ママがいくら愛情をもって育てていても、ママが毎日ガミガミばかりだと子どもには愛情が伝わらないのです。
たとえママが「正しいこと」を言ったとしてもです。
私たちだって、毎日料理を作っても、夫から「母親が、料理を作って当然だ・・・」と何度も言われたらどうでしょうか。「やる気」は一気になくなり、「私の気持ちもわかってよ!」「少しは認めて欲しいわ!」という気持ちになるかもしれません。また、料理なんてがんばっても認められないし、手間暇かけて作ることはやめようと心に決めるかもしれません。
子どもも同じです。
一番身近なママに自分を認めて欲しいのです。
「できて当たり前」という言葉で済まして欲しくないのです。
さらに、子どもは一番身近な「ママに言われた言葉」や「ママにしてもらったこと」で自分の存在を決めてしまうところがあります。
人をほめる、「大好きだよ」と言う、頭をなでる、抱きしめる、抱っこをするなど、もらった人が気持ちよさを感じる行動を「プラスのふれあい」といいます。
逆に、たたく、突き放す、厳しい顔で見る、厳しく叱る、説教する
のような、もらった人が不快を覚える行動を「マイナスのふれあい」といいます。
心理学者エリック・バーンは、「ふれあい」(ストローク)という言葉を使ってこう言っています。
<ふれあいの法則>
「大好きだよ」と言われたり、抱っこやおんぶなどの「プラスのふれあい」をすると、子どもの中にエネルギーがたまっていって、自己肯定感が高くなり、「自信」と「やる気」につながりていきます。さらに打たれ強く、ストレスに強い前向きなエネルギーがある人になっていきます。
子どもはママから「プラスのふれあい」を常に求めています。しかし、それが得られない時には、叱られたりたたかれたりする「マイナスのふれあい」でもいいと思い、わざと怒られる行動をしてしまうのです。
<ココロ銀行>(ストローク銀行)
●人は誰でもココロの中に「銀行」をもっています。「大好きだよ」と言われたりだっこやおんぶなどの「プラスのふれあい」をしてもらった子どもは、その「ココロ銀行」に貯金ができます。逆に叱られたりたたかれたりなどの「マイナスのふれあい」をされた時は、その銀行預金を食いつぶします。
●子育てには、叱ることも必要ですが、ほめたりだっこをしたりするなどの「プラスのふれあい」が少ない子どもの場合は、自信とやる気ない子どもになってしまいます。
「え〜?じゃあママはどう叱ればいいの?」という声が聞こえてきそうですが、それについては、「子育てのイライラ感情攻略法」の「2つの叱るとき」のところでお伝えします。「ムダ叱り」を減らすことで、ママの心もラクになることでしょう。
●「プラスのふれあい」の銀行預金があれば、ママが叱るなどの「マイナスのふれあい」をした時も受け止められるし、兄弟や友達にやさしくするなどの「プラスのふれあい」をする余裕もあります。
ママが子育てをする時は、子どもの困った行動は、やめさせようとすることにとらわれてしまいがちです。
でも、そんな時こそ「ココロ銀行」の預金残高を増やすために、「言葉」と「行動」でママの愛情をどんどん伝えていきましょう。
遠回りのようで、この方法が一番安全・確実な方法です。
漢方薬のように、じわじわとココロの体質改善ができていきます。
では、今よりももっとママの愛情を伝えるためには、具体的に何をしたらよいのでしょうか。
次の章以降は、どんどん子どもの「ココロ銀行」の預金をいっぱいにする方法をお教えします。




