●上質時間をもとう
「上質な時間」をもとう
リアリティセラピーでは、誰かとよりよい人間関係を誰かと作りたいと思ったときは、『相手との「上質な時間」が効果的である』と言っています。「上質な時間」とは、より密度の濃い質の高い時間のことです。ママと子どもは一緒の時間が長いもの。それだけに、食事を作り、お風呂に入れる、幼稚園の送り迎えをするなどの子どもの世話中心になってしまいがちです。
そんな時は、1日5分でもOKです。子どもと密度の濃い時間を持ってみませんか。意識して「上質な時間」をもつと大人も子どもも確実に関係性がよくなります。ママが作りやすい「上質な時間」をご紹介しますね。
おやつを一緒に食べる
人は食べているときに心が解放されていきます。昔から「同じ釜の飯を食う」と信頼関係を早く作ると言われています。子どもがおやつを食べる時間は、ママも同じテーブルについてみます。
Wさんは、4才と2才のお子さんのママです。
最近、上の子がおとなしくて心配ということで、私のセッションを受けてくださるようになりました。そこで私がご提案したのが「上質な時間」です。
Wさんは、夕方には、子どもの習い事があって、子どもがおやつを食べている間に素早く洗濯物の取り込みをしていました。確かに効率はいいのですが、最近2才の下の子が中心になってしまい、上の子とゆっくり過ごすことができないでいました。
そこでWさんは、洗濯物だけは上の子が幼稚園から帰ってくる前に片づけておいて、おやつタイムを上質な時間にすることにしました。
「今日、Aちゃんは幼稚園で何をしたの?」と話をしながらおやつを食べるとAちゃんは、「今日はお絵かきをした」「Bちゃんとすべり台で遊んだ」とその日の様子をどんどんと話してくれるようになりました。
それをWさんは、「ふ〜ん」「なるほどね〜」と聞き役になっていきました。
もちろん2才の下の子もそばでおやつを食べているので、ちょっとの間は静かに食べてくれています。
Wさんは、いつも下の子がうろうろして、上の子と会話が持ちにくくなっていましたが、工夫次第で時間は作れるものと実感されたそうです。
1ヶ月に1回だけ、ど〜んと長いスペシャルタイムを持つよりも
毎日ちょっとずつ、子どもの話を聴く時間を確保する方が、きっと子どももうれしいはず。
私たちも今日の話は、今日のうちに誰かに聴いてほしいものですから。
絵本タイムを大活用する
夜子どもが寝る前に絵本を読むというママも多いでしょう。せっかく子どもとの時間をもつのであれば、そんな時間も上質時間にできます。ただ絵本を読むだけではなく、ママの膝に座らせて読む、ちょっとだけ手をつないでみる。そんなスキンシップも同時にしていきます。子どもが2人以上の時は、脚を広げてそこに子どもを座らせるというママもいました。
私が知っている3人姉妹を育てたKさんは、この絵本タイムがよくおじゃべりタイムにもなっているそうです。
絵本を読んだ後に「今日、いちばん楽しかったことはなあに?」と順番にひとりずつ聞いていくそうです。必ず自分の番がくるとわかっていると、子ども達は他の兄弟の話の間にも待っていることができるとのこと。
夜眠る前に「上質な時間」があれば、つい一日の中で怒りすぎたなと思うことがあっても、安定した気持ちで子どもが眠ることができそうです。
また、心が安定して眠ることができると、きっと次の日も気持ちよく目覚めることができるでしょう。
デートタイムをつくる
兄弟ができると、ひとりひとりにじっくりと上質な時間を持ちにくくなります。そんな時期だからこそ「もっと私のことを見て!見て!」とママの注目をひくためにわざと子どもはわがままを言ってしまいます。わがままが多いから、ママにさらに怒られてしまい、さらにすねてしまうという悪循環になりがちです。
そんな時は、もうひとりの子をパパに協力をお願いして、めんどうをみてもらいます、その間にママが気になる子どもだけ外に連れていきます。ママを独占できる上質時間をもつのです。よりよい上質時間をもつために、外で何か食べることもいいでしょう。下に赤ちゃんが生まれた後は、公園で思いっきり遊ぶことも効果があります。
ちなみに「『デート』って大好きな人と一緒におでかけすること」
とわかりやすい言葉で伝えます。
他の兄弟がいれば、「私も行きたい」とやきもちをやくことでしょうから、下の赤ちゃんが小さい時期にこっそり出かけたり、兄弟全員が幼稚園に上がってからの代休日などがオススメです。子どもはママと2人の秘密が出来てうれしいことでしょう。
これは、大人になっても兄弟3人仲良しの家の話です。
3人兄弟の子育てをしているママは、3人それぞれに「おまえだけ特別だよ」と夕飯の唐揚げをポンと口に入れてあげていました。他の兄弟がいない時をみはからって、特別扱いをしていったのでした。
その後3人が成人した時、ひとりが「うちのおふくろは、俺だけいつも特別扱いしてくれたよ」とポロっと言うと、後の2人も「え〜!?俺もだよ」というではありませんか。何十年も信じていたからこそ、兄弟3人が仲良くできたのでしょう。




