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●ペーシング

ペーシングで話が弾む

ペーシングとは、相手の話す速度、声のトーン、大きさを相手に合わすことです。

たとえば、子どもが興奮して話しているのに、それを聴くママが冷静に落ち着いて聴きすぎると、話が弾まなくなるといった感じです。

私達は、自分と同種のものには安心し、異種のものには警戒して敵対心を覚えるという性質があります。

これは、人間には、もともと防衛本能が備わっているために、相手の話し方・声のトーンなどによって、無意識のレベルで自分にとって敵か味方かを察知しようとしているためです。

私は、現在中学校に相談員としても勤務をしています。思春期の多感な時期の生徒を対象に日ごろからコミュニケーションをとるように心がけているのですが、そこでまず最初に使うスキルはペーシングです。

落ち着いた雰囲気の生徒にいきなりテンション高めに接していっても、生徒は話しにくい違和感を感じるでしょう。

逆に、いつもワイワイとにぎやかなタイプの生徒に物静かに声をかけると、まじめな固い先生でこれも話しにくいと感じることでしょう。

私の勤務は週1〜2日です。毎日勤務している先生と違って、ペーシングなどの工夫をすることで、早い段階で、より多くの生徒と信頼関係を築き、よりよい相談活動を心かけています。

私達大人も、相手が全く違う速度で話すとしたら、とても話しにくさを感じてしまうでしょう。

ペーシングは相手への思いやりでもあります。

まずは、子どもが話しやすい環境を整えてあげることで、幼稚園であった事、困ったことなどをたくさんママに話す子どもにしませんか。

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