●「承認」上級編
??「承認」上級編
これは、私が教師時代によく使っていたワザです。
私は、クラスの全員に承認の言葉をかけて、それをおうちの人に手紙や電話でお知らせしていました。必ず全員を承認できるように名簿を用意して、日付と承認した内容を簡単にメモします。例えば、「4/15、そうじ」「5/8、あいさつ」といった具合です。
コツは、全員の承認メモが一通り全部書けるまでは、まだ書けれていない子どものよさをみつけ続けていくことです。
その時の必殺ワザは、なかなか承認の言葉が出にくい時の対応です。そんな時は、まず子どもにやり方を教えておいて、その後に出来たことを承認をします。
たとえば、掃除の時間にゴミ箱の下にゴミがたまっているとします。ゴミ箱の周辺だけを掃除をしているわけです。
そんな時は、「きちんと掃除をしなさい!」と叱るのではありません。「きちんとする」というのは、あまりにも漠然とした言葉で、子どもには何をしたらいいのかが伝わりません。
「これを持ち上げてごらん。結構ゴミ箱の下って、ゴミのたまり場なんだよね」「物を移動してからほうきではくときれいになるんだよね」と具体的にやることを教えていきます。
その後、必ず、先生が見ている前で「やってごらん」とすすめてみます。そこで先生が見てくれているこのがポイントです。言いっぱなしでどこかに行ってしまわないようにします。
そこまでするとほとんどの場合がうまく掃除ができるます。そしてすかさず「さすが!!隅っこまでキレイにできる人は掃除の天才だね。なかなか出来ることじゃない。」と承認していきます。
でも、家庭ではどうでしょうか。「他の兄弟がいるから、そこまで出来ません!」「私はもっと忙しいの!」というママも多いことでしょう。
家庭というのは、片づけをしながら、料理も作り、途中で赤ちゃんのおむつ替えがあるかもしれません。さらに途中で来客が来たり、電話が鳴ることもあります。兄弟ゲンカが勃発するかもしれません。(学校でもケンカや途中の呼び出しはありますが・・・)
家庭では、自分の持ち時間とやるべき事の時間が合わないことが多いのです。
帰宅時間が遅くなれば、それだけ同時に他の家事をしたり、予定外のことが起きることもあります。せめて、片づけくらいは遊んだ人にやって欲しいところでしょう。
そこで、以下は私が試した家庭用簡単版です。
お母さんも一生懸命に晩ご飯を作るから、
まずは、「食卓の上をふいてくれる?」と子どもにしぼったふきんを渡します。そのあとに「さすが!きれいになったな~。すばらしい!ありがとう!」と承認します。
これは、少しだけ手間がかかりますが、効果ありです。
子どもは始めにママから頼まれたとか、やり方を教えてもらったということの意識は少なく、「さすが!」「すごい!」「ありがとう!」と最後に言われた言葉をよく覚えています。
ママに怒鳴られてできた時の2回目以降の継続性は非常に低く、「何回言わせるのよ」「いつも言っているでしょう」という口グセになる可能性が高いのです。
やり方を教える
↓
やらせてみる
↓
おおいにほめる
これが遠回りのようで、実は一番確実な方法です。




